未来のおいしい風景をつくりたい。私たちはそんな想いで、2013年に築100年を超える古民家を改修して島でとうふ屋をはじめました。それは、代々続く家業の後継ぎではなく、まったくゼロからの挑戦でした。
今、特に都市部では、私たちの生活を取り巻く環境はずいぶんと変わり、早起きして出来立てのとうふを買い求め、自分や家族のためにごはんを炊いて、お味噌汁をつくって、魚を焼いて、お漬物を用意して、1丁のおとうふを添えて……。そんな風に朝ごはんをつくることができるような、ゆっくりとした朝を迎えることがとても難しくなっています。
私たち山下商店は、朝を準備するとうふ職人として、慌ただしい朝をちょっぴりスローに。そして、誰もが健康的で豊かな朝を迎えて欲しい。そんな気持ちから「とうふ屋さんの大豆バター」を企画、製造することにしました。
動物性油脂を一切使用せず、植物性のものだけを原材料に選び、丁寧に練り上げていきます。とうふを一丁一丁手づくりするように、この「とうふ屋さんの大豆バター」も一つ一つ手づくりで瓶詰め。とうふと同じ九州産のフクユタカだけを使用し、喜界島産のさとうきびからとれた黒砂糖で煮詰めます。余計な水分を足さずに、大豆に含まれている植物本来の甘さをじっくり引き出していきます。その時間、およそ2時間。ただひたすら丁寧に、丁寧に。シンプルな素材だからこそ、少しの変化に気が抜けません。
そうして出来上がった「とうふ屋さんの大豆バター」。カロリーはピーナッツバターの約半分。私たちとうふ屋の朝への想いが、みなさんの食卓をヘルシーで豊かなものにすることができると信じて。今日も一つ一つ小さな島の一角で丁寧に手づくりしています。
ついついパン1枚で済ませてしまいがちな慌ただしい朝でも、パンに「とうふ屋さんの大豆バター」を添えて。「今日も一日、がんばろう」。そんな風に思えたとしたら、朝を準備するとうふ屋の店主として、心から嬉しく思います。
定番の食べ方は、パンに塗ってトースト。トーストする前に塗るのがポイントで、大豆やアーモンドの香りがより一層引き立ちます。ホットミルクにスプーン2杯の「とうふ屋さんの大豆バター」を溶かせば、どこか懐かしい甘さの大豆バターミルクに。疲れてリラックスしたい時にぴったりです。
水切りした木綿とうふに「とうふ屋さんの大豆バター」と醤油、ほうれん草やにんじんなどの野菜を和えれば、大豆の香りが濃厚な白和えの完成。ごまとはまた違う、大豆の柔らかな香りと甘味が際立ちます。(山下商店の通販担当・はるみ)
大変ありがたいことに、贈り物にも人気です。3個ご購入いただくと、専用のギフトボックスに入れてご用意します。ラッピングをご希望の場合には、ご注文画面にてご指定ください。